MIKEMIKEでは決済にクレジットカードが使えません。
不便ですみません!!
これには理由が…理由があるんです。
クレカ決済を導入していない言い訳理由と、代わりに採用している銀行振込という決済方法について、今回はまとめてみました。
目次
クレジットカードを導入していない理由
クレカ会社は成人向けコンテンツに超厳しい
導入していないできてない理由、その1です。
「某サイトの決済でクレジットカードが使えなくなった」
「某同人作品出品サイトで、特定カテゴリーの作品が出品できなくなった」
…こんな話を耳にした方もいらっしゃるかと思います。
コレ、実はカード会社からの圧力によるものなのです。
クレジットカード決済を導入するには、カード会社の審査に通らなくてはなりません。
経営母体が反社会的勢力でないか?、提供サービスが公序良俗に反していないか?、など。
カード会社独自の基準でチェックが行われます。
が、「アダルトコンテンツ」を取り扱う業種は、このチェックが非常に厳しい。
性風俗サービスを提供するお店や、実在の人物が被写体となっている作品の中には、人身売買や盗撮など、犯罪が関係しているものもあります。
なので、反社会的組織や犯罪者に利益を与えないように、アダルトコンテンツを取り扱う業種全般が警戒されているのです。
でも同人誌はマンガじゃん。
そのあたりの判定がガバガバなのが、クレジットカード会社クオリティ。
もちろん実写の方が厳しい傾向はありますが、最近ではイラストだろうが小説だろうが、一緒くたに規制されてきています。
そしてこの規制は年々強まっています。
規制ルールを作っているのはクレカ会社の上の人です。
法律は規制してません。
規制しているのはクレジットカードのサービス提供をしている会社です。
クレカに関する規制は、全てクレカ会社(の上の人)の匙加減一つ。
クレカ会社のエラい人が「なんかヤバそうだからNG」と判断したら、それはNGになります。
なので判断基準も曖昧です。
「去年までOKだったものが、今年からNGになった」とかもザラにあります。
今日本で普及しているクレジットカード会社は、ほとんどが欧米発の外資企業です。
そして規制を積極的に進めているのも、この外資系クレジットカード会社(ブランド)。
上の人が日本人ではないので、日本語コンテンツの規制時には相当ガバガバです。
例えば2021年には「『○○殺人事件』というタイトルの漫画や小説が一律で決済拒否された」と騒動になっています。
「危険なワードがタイトルに入ってるなら、中身もヤバいだろ。まとめて弾いとくか〜」くらいのこの雑さ。
表現弾圧と揶揄される所以です。いや笑い事ではないのですが。
でもクレカ会社も好きで規制しているわけではないです…たぶん。
クレジットカード会社は販売手数料で利益を上げています。
売れる市場から撤退するということは、その分だけ儲けが減るということ。
普通ならむざむざ手放すようなことはしません。エラい人の主義信条で強行してる奇特なパターンも稀によくあるらしいですが。
ではなぜ、儲けを手放してまで規制の強化が進んでいるのか。
発端はアメリカで始まった裁判にあります。
アメリカカリフォルニア州 裁判概要
被写体となった女性(当時13歳)の許諾なくアップロードされたポルノ映像が、違法サイトにてクレカ決済で販売されたことを受け、被害者が起こした裁判。
違法サイトにも関わらず審査を通し、決済手段を提供したクレジットカード会社にも非があるとして、米裁判所は2022年に「カード会社にも責任がある」と公式に認定。
このまま行くと、カード会社は莫大な損害賠償を求められる&社会的に非難されることになる。
つまり『訴訟リスクを恐れたカード会社の自己防衛』が規制強化の理由です。
まだ裁判は結審していないので確定ではないのですが、カード会社の旗色はかなり悪いようです。
訴訟社会と揶揄されるくらいカジュアルに裁判が行われているアメリカ。
その理由の一つに『賠償金が莫大になりがち』というのがあります。
2022年に起こったリベンジポルノ(※元カノのハ○撮りをフラれた腹いせにネット放流)事件の訴訟では、加害者の男性に12億ドル(約1700億円)の損害賠償判決が出ています。
もはや『勝てば億取れる博打』状態。
なので、訴訟費用を払ってでも皆裁判をやりたがります。
まあ相手に金がなければ取れないので、踏み倒されることも多いそうですが。
それでも全財産没収は確定なので、抑止力としては期待できます。
性犯罪については日本もこれくらい厳罰化してくれるといいのにね。
そして、大企業には払える金があります。
上で紹介した裁判でカード会社の非が全面的に認められ責任を追及された場合、似たような被害者が続々と裁判を起こします。
勝ち確が保証されたようなものですから、そりゃあ訴えますよね。
一件でも億の賠償になるのに、それが下手すれば数千件、数万件。
すさまじい賠償金額になることは想像に難くありません。
そんなわけで、危機感を募らせた各カード会社がアダルト決済締め出しにドンドン踏み切りつつあるのが現在、というわけです。
大手の会社ですら、クレジットカード決済を停止せざるを得ない状況になりつつあります。
DMM、PIXIV、BOOTH、ニコ動。直近ではDLsiteも。
名だたる大手各社が次々にクレジットカード会社からの通告を受け、クレカ決済停止に追い込まれていってます。
これまで長い付き合いがあり、カード会社に多大な利益をもたらしてきた大手ですら続々と切られている昨今。
新興の零細社が「新しく導入させてくださーい!」と言ってOKしてもらえるでしょうか?
ムリっす。
正直に言って、非常に厳しい。
奇跡的に導入審査が通ったとしても、突然切られる可能性がとても高い。
決済途中でいきなり拒否されるようなことが起こると、お客様にも迷惑がかかります。
システムの導入にも、初期設定諸々でかなりの費用(50〜100万)がかかることを考えると…。
入れるだけリスク、というのが現実的な判断になっています。
参考記事(外部サイト様)→【考察】なぜDLSiteはクレジットカードブランドから表現規制の圧力を受けたのか?
決済手数料が高すぎる
導入していない理由その2。
「それ以前に審査がおりないんだが?」という話は一旦置いておいて。
クレジットカードは決済のたびに手数料がかかります。
この手数料、払っているのはお店です。
お客さんには「ポイント還元するからもっと使ってね♡」と言っている裏では、お店からガンガン手数料をふんだくっています。
お店によっては売上の1割を超えていたり。これはかなりの負担です。
結局は価格転嫁される(値上げにつながる)んですけどね…。
手数料レートはおおよそ「売上のn % (+月額固定費)」が相場です。
このnが何%になるかは「何を売るか(業種)」によって、だいぶ異なります。
ザックリいうと、お堅くて安定してる商売は優遇、不安定な業種は高めの設定。
例で言うと病院なんかの公金ビジネス系が一番安くて1%未満。
コンビニなど、決済回数が多く未回収リスクが低い業種も1~2%程度。
逆にレストランや居酒屋などの外食産業は3〜7%と高額です。
ガールズバーなどの水商売となると更に高く、10%以上が相場。
もちろんネット上でのアダルトコンテンツ売買も同水準の10%以上。
ネットワークビジネスや情報商材は信用が低いためか、アダルトでなくとも5〜8%の手数料率となっているようです。
アダルトはそもそも導入すらできなくなってきてますが。
ちなみに決済停止の前段階として、手数料の引き上げが入ります。
おそらく決済停止された大手各社も、表に出ていないだけで停止に至るまでに相当締め上げられていると思います。
「訴訟リスクがある業種なので、手数料上げます。嫌ならやめてもらっていいですよ?」という具合に。
各業種の手数料率も引き上げ勧告も、クレカ会社が全部決めてやってます。
お店が得られるはずだった利益から引かれていく決済手数料。
数%とはいえ、積もり積もれば相当な負担となります。
お店の利益率(純粋な儲け)は、平均4%程度と言われています。
100万円売ったら4万の儲けが出るところを、手数料1%でも1万円が持っていかれるのです。
なんと儲けの25%。1/4です。税金かよ。
ちなみにMIKEMIKEでクレカ決済が導入できた場合の手数料率は10%+月額固定費+αです!
……………………。
ユルシテ……クダサイ……。
セキュリティ面の問題
こっちのリスクもあります。
ある日、身に覚えのないクレカ利用明細と請求が届く。
最近急増しているクレカ不正利用問題。
カード本体が盗まれたり、スキミングで複製されたり、偽サイトに誘導されてカード番号を入力してしまったり、と手法は様々ですが、『ネットショップからの情報漏洩』というパターンも中にはあります。
クレカ番号を入力する際、番号情報は直接カード会社に送信されます。
店側は番号を知ることすらないのですが、通信を傍受されることで番号を盗まれる危険はゼロではありません。
どれだけセキュリティを万全にしていても、不正アクセスの手口は常に進化しているため、情報漏洩のリスクはつきまといます。
お店側としても、できればカードは扱いたくないんですよね
銀行振込のメリット
現在、MIKEMIKEで使える決済手段は「銀行振込」です。
なぜ銀行振込なのか、というと、やはり一番は安全性が高いからです。
セキュリティが堅固
銀行振込なら、通信傍受による漏洩リスクはとても低い。
万が一、口座番号情報が流出しても、口座番号を知っているだけでは勝手にお金は下せません。
加えて、銀行のサイバーセキュリティは企業の中でもトップクラス。
ネットバンキングでも銀行の公式アプリを利用すれば、情報漏洩の心配はほぼありません。
ネットバンキング不正送金の原因は、フィッシング詐欺(偽サイトなどに誘導されパスワードを入力してしまい盗まれる)によるものです。
仮に不正引き出しの被害を受けたとしても、本人に過失がなければ原則、全額を金融機関が補償してくれます。
心当たりのないSMS等から偽サイトにアクセスしないよう気をつけましょう。
ネットバンキングのススメ
- 安全性が高い!
- 利便性が高い!
- 金利や振込手数料がお得!
ネットバンキング(ネット銀行)は、金融機関がセキュリティをガチガチに強化しているので、安全性が非常に高いです。
そして残高照会や預け入れ、引き出し、振込などの手続きが、スマホ一つでいつでもどこでもできます。
実店舗のある銀行に比べて預金金利も高く、振込手数料は安いです。
ATM利用や他行振込手数料については、月何回か無料となっているネット銀行もあります。
どこのネット銀行がいいのかわからないんですけど?
そんなアナタに、 『どこのネットバンキングがお得か』をまとめてくれているサイトがあるのでご紹介します。
他にもググるといろいろ出てくるので、自分にピッタリな銀行を探してみてください!
MIKEMIKEは、住信SBIネット銀行をメインバンクにしています。
上で紹介した記事でも、オススメ銀行として紹介されている優良ネットバンキングです。
アプリで口座開設すると最短即日で利用ができます。
もちろん、申し込み手続きもネット上で全てが完結しています。
手続きも個人情報の入力と、スマホで撮った本人確認書類(運転免許証など)の提出のみ。
コンビニATM利用手数料と他行への振込手数料が最大で月20回無料。
無料回数以降もATM利用は一回110円、他行への振込は一回77円と格安で利用が可能。
同行口座同士での振込手数料は何回でも0円になるので、よろしければご検討ください!
(外部サイト:住信SBIネット銀行口座開設)
他の決済方法は?
巷に溢れるバーコード決済や電子マネーなどの各種電子決済。
クレジットカード以外にもキャッシュレス決済の方法はあります。
そうした○○ペイ系の決済導入はできないの?という疑問にお答えします。
○○ペイは、ほぼ全てクレカ会社の傘下
残念なお知らせ。
「○○ペイ」は、クレカ会社の審査が通らないと導入できません。
どうにかクレカ以外の電子決済を導入しようといろんな場所に問い合わせてみましたが、どこもこの一点張り。
基本的に他キャッシュレス決済は、クレジットカード決済にプラスして導入するオプションみたいな扱いになっているようです。
というか導入禁止項目に「アダルト」が堂々と明記されてたりします。
クレカ以上にアダルトに厳しい。それが○○Pay。
Paypalも後払いPayも全部ダメ。
そもそも導入できない。ジ・エンドです。
仮想通貨(ビットコイン)は?
ついこないだ不正流出したとこじゃん!?
しかも不正流出の原因が未だに特定されていないという。
仮想通貨は以前からもセキュリティリスクが指摘されており、取引所から流出する事件が後を絶ちません。
システムのセキュリティに問題があるというよりは、取引所のセキュリティの問題だと言われています。
DM○ほどの大企業でもこういうことがあるので、扱うにはリスクが大きすぎるというのが当社の見解です。
○MMは大企業なので補償できるだけの資金を持っていますが、MIKEMIKEで同じことが起こったら破産します。
すみませんがご理解ください…
まとめ
① MIKEMIKEでクレカ決済の導入の目処はたっていません
② 銀行振込(ネットバンキング)が安全で便利になってきているので、そちらでの決済をお願いします
全世界的に『アダルトコンテンツ決済にはクレカが使えない』ようになりつつあります。
原因はアメリカでの訴訟。
訴訟リスクを恐れるカード会社は、アダルト系のみならず、あらゆるコンテンツのチェックを厳しくしています。
表現規制の波はさまざまな業種に及びつつあり、とりわけニコニコ動画などの「投稿者が自由に創作物を投稿してコンテンツを掲載する」プラットフォームでは、一段と制限が厳しくなっています。
同人誌もまた、作成者が自由に創作した作品であり、
MIKEMIKEは、その同人誌をサービス利用者それぞれが自由に売買するプラットフォームです。
当社のような零細どころか、2次元コンテンツ全般で、クレジットカード決済が利用できなくなる時代が来てしまうのも、遠い未来の話ではないのかもしれません。
キャッシュレス決済は便利だし、政府も推奨してはいますが…。
近年急速に普及率が上がり、社会インフラと化しつつあるクレカ決済。
それを扱う決済事業者の影響力が強くなりすぎているのです。
現状では、日本産クレジットカード会社「JCB」はこの問題に比較的寛容、といわれています。
とはいえ業界全体が規制に舵を切ってしまうと、他クレカ会社の判断に追従する可能性もあります。
欧米諸国などからの圧力や批判に晒されたとき、いくら寛容にしたくても規制せざるを得なくなるのです。
もはや業界全体で、クレジットカードに代わる利便性の高い決済方法を検討する時期が来ているのかもしれません。
このあたりの問題については、ググると色々出てきますので興味があれば調べてみてください。
時代はネットバンキング
銀行振込では、このような規制はありません!
デジタルバンク各社がそれぞれアプリ開発や機能拡充、セキュリティー強化を進めています。
最近ではメガバンク各社も「ダイレクトバンク」として、ネット取引が便利にできるようになっています。
制限されつつあるコンテンツのネット決済では、銀行振込が今のところ最も安全で安定した決済方法となっています。
日々利便性を増しているネットバンキングを活用してみてくださいね!
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